MTGは素晴らしいゲームですよね。しかし自らの精神的な未熟さから楽しめないということもです屡々です。
そこで老婆心ながら、どなたかの一助となるような心構えを2つほど。


・その1:起こりえるは起こりえる

これだけです。これだけを理解できればあとは何事でもありません。ただ私自身もこれを理解するのにかなりの時間を要しました。
何か珍しくて自分に都合の悪いことが起きる度に確率の計算機にかけては
「おいおい95%の確率で勝ちだったのに負けちまった。相手のトップ強すぎー」
とか「土地なしでトリプルマリガンかよ。ふざけんな」と言っては憤慨していました。

例えば土地なしでのマリガンがどうしても気に食わない人がいたとしましょう。その人の要求を満たすデッキはこうです。

 土地…54枚、 その他…6枚

とてもまともな内容ではないですよね。レガシーの土地単でも難しそうな構築です。
つまり、これより少ない土地枚数のデッキで戦う以上は土地が初手にないことが起こりえるということを受け入れた方がいいでしょう。


起こりえる確率が数%の出来事が原因で負けたときに(相手のドブンだとか、プレイすれば勝ちのカードがあるが、いつまでたってもプレイできない)それが何%であるかの主張までは良いのですが、考え方については気をつけた方が良いことがあります。

それは数%=0%のように考えないことです。リスク評価の時はそれに近い考えでも良いのかもしれませんが、実際に起こらないというわけではありません。
0.01%だろうと起こりえる以上は、いつか必ずあなたの目の前に現れます。
その時は「お前が俺の死か」とでもつぶやきましょう。


・その2:コントロールできる部分で頑張ろう(或いは自分をコントロールしよう)

私はゲーム中に納得がいかないと感じることが起きた場合に、自分に選択によってそれを回避できたかどうかを考えます。出来たと思えばリスク評価等を再考することにし、回避の余地なしならば気にするようなことではないと考えることにしています。

・例1:固いキープからの目を覆うような引きをした場合や、サイドインしたカードを引かない場合等、自分の引きに納得がいかないとき。
引きを自分でコントロール出来る人はいません。ただし自分の精神状態はコントロール出来ます。カードゲームはあくまで引きの程度の中でしか勝負出来ません。引きが真に絶望的ならそのゲームに執着しすぎるのは燃費の悪い行いです。

・例2:自分と相手の引きの差が大きすぎると感じたとき
これも同様に自分はおろか、相手だってコントロールすることは出来ません。ただの結果として受け止めるのが賢明であり、自分や相手に何事かを感じるのは全くの間違いです。

・例3:望まないマッチアップが続くとき
これも同様に誰にもコントロ(以下略)。出来ることはメタゲームを予測しそれに備える程度のことで、時にはプロですら見誤ることがあるほどです。人間だもの。

・例4:どうしてもティルトに陥ってしまうと感じたとき
精神的に不調なときもあるので、そんな日は続けること自体が悪手です。そんな日もあります。人間だもの。その時点で切り上げてリラックスできることをするのがよいですね。


それでは唐突にこれまでの内容を纏めると「感情論はしょーもないけれども、なくせるわけもないので上手く付き合っていこう」ということです。

お読みいただきありがとうございました。

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